ルールを決めたら

考えなくていい

師岡徹税理士事務所

師岡徹さん



WORKERS'BOX を使い倒している税理士さんがいる。そんな噂を聞きつけて、実際に会いに行きました。

快く出迎えてくださったのは、師岡徹税理士事務所の師岡徹さん。NGOや建設会社勤務を経て、41歳で税理士になられたという異色の経歴の持ち主。

飽くなき仕事の効率化をめざしてたどり着いた WORKERS'BOX で埋め尽くされたその仕事場は「考えなくて済むルール」の宝庫でした。



師岡徹さん
師岡徹さんプロフィール
東京都生まれ。静岡県で中高生時代を過ごしたのち、大学進学を機に千葉県へ。卒業後は1,000人を超えるNGO団体の責任者として活動。

30歳の節目に建設会社に転職するも、リーマンショックを機に資格取得を決意。同企業の専務理事として働きながら税理士試験に合格し、2018年に税理士として独立。

千葉ロッテマリーンズのファンで、スタジアムでの観戦数は年間50試合ペース。




フローとストック



― WORKERS'BOX の活用術を書かれたブログ、読ませていただきました。たくさん使いこなされていて、分かりやすく解説までされていて。


師岡徹さんいえいえ。あれを書いたときは、まだ移転する前の事務所だったんですけどね。







― そうでしたか。では、さっそくお仕事場を拝見させてください。


師岡徹さんぜひ。2階へどうぞ。



(1階の応接ルームから階段をのぼって移動)


― わあ!






師岡徹さんここが僕の仕事スペースです。


― すごい! うちの事務所より WORKERS'BOX が多いかも。


師岡徹さんデスクの上と、こっちの棚と、あとあっちの棚と。


― 向こうの棚にもびっしり埋まってますね。いやあ、圧巻です。






師岡徹さん使い方として、自分なりに大まかなルールがあるんですけど、まずデスクの上の棚が「フロー」


― いま進行中の案件ってことですね。


師岡徹さん新聞の切り抜きとか、スキャンしたりコピーしなきゃいけない散らかる資料を WORKERS'BOX の中にばーっと入れて、時間が空いたときに整理したりして。

で、作業が終わったら隣の棚に「ストック」。そんな感じでやってますね。






― お仕事柄、やっぱり紙の資料が多いんですか?


師岡徹さんたとえば法人の決算を担当するときは、決算書のほかに税務上の申告書を作るんですが、それがまたいろいろありまして。

わざわざ紙でプリントアウトして、関連資料とセットにしてます。個人の確定申告の場合でも同じですね。


― ブログにも書かれてましたけど、このデジタルの時代でも「紙で出力したほうが仕事が早い」と。


師岡徹さん税理士の仕事って、お客さん(顧問先)が入力した帳簿をチェックする、要するに間違い探しなんですね。


― ああ。


師岡徹さん歴代のデジタルペーパーを買ったりして、頑張ってペーパーレスにしようと思ってるんですけど、やっぱり過去の資料を見るときは紙でパッて見たほうが早いんですよ。ミスも少ないですし。






師岡徹さんあとは雑誌向けに論文を書いたりするんですけど、まずはプリントアウトした資料やメモを WORKERS'BOX の中に、ばーっとためていきます。

で、執筆するときはやはりデスクの上の棚に置いて、資料を取り出したり、一旦しまって本に目を通したり、メモしたり、また資料を取り出したり。


― すぐ手に取れる位置にあるのがいいですね。


師岡徹さんそうして書き終えたら、やはりストック棚のほうに WORKERS'BOX を移します。


― 「進行中」と「保存」で置く場所を変える。分かりやすいルールですね。


師岡徹さんルールと言えば、WORKERS'BOX の背表紙にマスキングテープを貼ってカテゴリー分けもしてます。


― 緑やオレンジ、青などありますね。






師岡徹さん緑は法人の顧問先、オレンジは個人の顧問先ですね。法人と個人で色を分けてます。青は自分の事務所関係。その他に黄色やグレーもあります。



グリーン

オレンジ

ブルー 

イエロー

グレー 
法人の顧問先

個人の顧問先

自分関連

その他

その他




師岡徹さん最初は全部グレーにしてたんですけど、WORKERS'BOX のサイトで背表紙にマスキングテープを貼るやり方を紹介されてましたよね。「これいいじゃん」と思って。


― このページですね。


師岡徹さんマスキングテープは剥がして、リネームして、また別のテープを貼れるところがいいですね。


― 実際、使われてるユーザーさん、けっこう多いです。


師岡徹さんちなみに僕は色分けしたマスキングテープを一旦、背表紙に貼って、その上から透明のテプラを貼ってタイトルをつけてます。こうすると使い終わった WORKERS'BOX をまた使いまわせるので。


― 賢い!







師岡徹さん毎年2月ぐらいになると、確定申告の時期になるんです。20件の顧問先が同時進行になったりするので、その時期はデスクの上がオレンジ一色になりますね。


― へええ!


師岡徹さんWORKERS'BOXとは別のメーカーのファイルも使ってるんですけど、こっちも色を合わせてます。その方が見た目にも(探すのが)ラクなので。







― すごい! ファイルは違っても、ちゃんと色で分かるようになってるんですね。


師岡徹さん税理士の仕事はカテゴライズしやすいんです。法人、個人、相続関係、論文関係とか。1冊にまとめられないタイプのお仕事もあるでしょうけど、僕らの仕事は完全にまとめられるので。


― なるほど。


師岡徹さんだから1冊の WORKERS'BOX がパソコンのフォルダーと同じように使えるところが気に入ってます。



― あ、よく見たらデスクトップのフォルダーも色分けされてる!






師岡徹さんはい。フォルダーの色を変えられるので、WORKERS'BOX の背表紙と連動させてます。


― デスクトップのフォルダーがこんなにきれいにそろってるの、初めて見ました。




税理士として一生使っていくツール




― 整理のプロですね。もともとお得意だったんですか?


師岡徹さんいえ、全然。


― 本当ですか?


師岡徹さんはい。だいぶ頑張ってきれいにしました。


― でも色で合わせるところとか、ちゃんとルールがあって。素晴らしいと思います。


師岡徹さんたぶん仕事との相性がいいんですよね。相当いいと思います。






― 先ほど税理士さんのお仕事は「カテゴライズしやすい」とうかがいましたが、他の士業のみなさんも似たような感じでしょうか。


師岡徹さん弁護士の場合はどうでしょうね。訴訟の資料とか、量が違うんですよ。ファイルもこんなに分厚くて。


― たしかに以前、弁護士さんに話を聞いたら「資料が多い」とおっしゃってました。


師岡徹さん多いですねえ。かばん、パンパンですからね。


― 会計士さんはどうでしょう。


師岡徹さん会計士は僕ら税理士と業種が違うんです。彼らは会社の処理がちゃんとなされてるかどうか監査しに行く立場なので、資料をその場から引き上げたり、その場で済ませることが多いはずで。


― ああ。


師岡徹さんあと、司法書士も登記の仕事がほとんど。すぐ登記して、お客さんに差し返す、そのスパンが短いので。

だからたぶん、WORKERS'BOX は税理士が一番適してるんじゃないですかね。







― 税理士さん向けのスターターセットを提案できたら面白いかもしれませんね。これだけそろっていれば始めやすいですよ、というおまとめパック。


師岡徹さん確かに。ただ、ちょっと気になるのは、税理士には「修行した先のルール」があるんですよ。


― あ、見習いのころに覚えた事務所ごとのやり方があると。


師岡徹さんそのルールを引きずって、同じスタイルのままの方が非常に多くて。資料の整理の仕方、使うパソコンのソフト、お客さんへの訪問頻度。独立されても、そのままなんですよね。


― 分かる気がします。もともと私も会社に勤めてデザインしてたので、家で仕事をするようになってからも勤め先のルールで8年ぐらいは続けてました。


師岡徹さん僕自身は修行してるときから「ちょっとこのファイル使うのイヤだな」とか思うタイプでした。もともと税理士になる前は別の業界にいて、いろんな仕事を経験してきたから、仕事術や文房具にこだわるのが好きなんですよね。


― 以前はどんな業界にいらしたんですか?


師岡徹さん大学を出てからはNGOに勤めてましたね。20歳のときに阪神大震災が起こって、被災地にボランティアに行ったとき、衝撃的な出来事がいっぱいあって。「世の中これでいいのかな」と感じたのが原点です。

1,000人規模の団体でしたけど、30歳くらいまで責任者として働いて。このままじゃダメだと思って辞めたら、建設会社の人から「ちょっとうちで働いて」って声掛けられて。その会社の専務理事を何年かやってたんですが、リーマンショックで売り上げが半減して。


― ああ。


師岡徹さんだから自分で稼げるようにと、税理士の資格試験を受け始めたのが35歳。そこから6年間、41歳になるまでかかりました。うちの子供がちょうど小学校1年生から6年生の時期で、当時「まだ受からないね」「わたしなんか、学校で100点取るんだよ」とか言われて。







― つ、つらい。でも税理士の資格って狭き門ですもんね。


師岡徹さん計5科目取得しなくちゃいけなくって、まれに3年で受かるエリートもいます。でもトータル12年かかる人もざらにいる世界ですね。


― うわあ。でもこうしていろんな業界を渡り歩いて、苦労も重ねてこられたからこそ、仕事を効率化する意識が人一番お強いのかもしれませんね。


師岡徹さんそうかもしれません。だから WORKERS'BOX みたいな新しい道具が好きで。整理は得意なほうじゃなかったので、おかげでだいぶ楽になりましたね。ルールを決めたら、考えなくてもそのとおりにやるだけですし。


― ええ。


師岡徹さんたぶん税理士の仕事をやってる限り、僕は WORKERS'BOX を一生使っていくツールになるだろうなと思ってます。







師岡徹さんたとえばノートとか万年筆だったら、そのときの気分でけっこう変えるんです。だけど、WORKERS'BOX はそうじゃない。


― なぜ、そう思われますか?


師岡徹さん結局、全部デジタル化するって無理だと思うんですよね。SF映画で脳内のディスプレイをバババッと操作したりするじゃないですか。あれぐらいにならないと、仕事の完全デジタル化は難しい。

だからこれからも仕事は「紙ベース」なんです。そして今の仕事のスタイルと WORKERS'BOX が一番合致してる。だからこのまま使い続けることになると思います。


― そう言っていただけてうれしいです。


師岡徹さんいやほんと、よく開発していただけたなと。


― WORKERS'BOX を導入される前は、どうやって書類を整理されてたんですか?


師岡徹さん角2の封筒に入れてましたね。


― あ、うわさに聞く「山根式袋ファイルシステム」ってやつですね。紙の書類をひとつの封筒に収めるっていう。


師岡徹さんええ。案件ごとに封筒を引き出しの中に入れて使ってたんですけど、あれ、封を開けないと中に何が入ってるか分からなくて。


― 封筒だと背表紙がないから、外からだと分かりにくいんですよね。


師岡徹さんその次はMead(ミード)のウォレットファイルというのを使ってました。







― 海外っぽい感じの商品ですね。


師岡徹さん確かアメリカのメーカーですね。お洒落で格好いいんですよ。


― デザインがいいですよね。


師岡徹さん格好いいんですけど、ちょっと紙が柔らかくて、破れやすくて。


― この素材の紙、何て名前だったかなあ。


師岡徹さんピンクや緑や黄色、いろんなカラーがあって、全国のネットショップを買い漁って使ってたんですけど、これも中に何が入ってるのか分かりにくくて。

やっぱり WORKERS'BOX みたいに背表紙があって、外からパッと見て分かるって大事です。それにこの商品、もう日本で売ってないんですよね。


― そうなんですか!


師岡徹さん必要な数を、必要な色でそろえられなくなったので、もう使えなくなっちゃったんです。そこが残念でしたね。


― ますます WORKERS'BOX を続けなきゃいけない使命感に燃えてきました!


師岡徹さん今回、事務所をご覧いただいた通り、僕の中ではもう WORKERS'BOX は「かけがえのないツール」になってますので(笑)


― わあ。


師岡徹さんあと WORKERS'BOX に関しては「WIDE」が発売されたのが、僕としては大きくて。たとえば相続の案件だとお客さんから資料がたくさん届くんです。

以前は「預貯金」とか「土地建物」とか2、3冊に分けてたんですね。でもまとめてガサッて広げて作業したいので、「WIDE」でひとつにまとまるのがありがたいです。


― 発売当初から「幅の厚いやつがほしい」ってリクエストは多数いただいてたんですけど、やっぱり作ってよかったです。


師岡徹さん「WIDE」はマスク入れに使ってたりもしますしね。










― マスク入れ! 分かります、厚みがあるものも入れられるから仕事以外にも使えますよね。わが家も薬入れに使ってます。


師岡徹さんこれは「WIDE」じゃないですけど、野球のチケットなんかも WORKERS'BOX に入れてますよ。


― わ、マリーンズのシーズンチケット! 野球、お好きなんですね。


師岡徹さん事務所からクルマで20分くらいで行けちゃうんで。去年は50試合くらい見にいきましたね。「仕事忙しいのに、よく行くね」なんて、まわりから言われてますけどね(笑)


― プライベートの時間が生まれるのも、整理のはかどる WORKERS'BOX のおかげということでしょうか(笑)。本日は貴重なお話、ありがとうございました。




WORKERS'BOX の活用術もたっぷり。
師岡徹税理士事務所のサイトはこちら


2020.12.23




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