もう大丈夫
「小1の箱」で乗り切る学校プリント整理術
「小1の壁」という言葉があります。子供が小学校に入学すると、学童のお迎えに間に合わない、お弁当の用意が大変など戸惑うことがさまざま発生します。
個人的に面食らったのが、配られるプリントの量。小学校では幼稚園や保育園のころに比べて持ちものが増え、行事が増え、人やグループとの関わりも増える中で、各所からの伝達事項もぐっと増えます。
そのほとんどに紙のプリントが用いられ、日々の中でさばき切れないほどの量になります。
もちろんメールやアプリ経由で情報を届ける仕組みが学校ごとに整備されつつありますが、とはいえ紙のプリントも同時に発行されているのが実情ではないでしょうか。
そこで実体験をもとにした、WORKERS'BOX を活かしたプリント整理術をお伝えします。少しでもみなさんの手助けになる「小1の箱」となることを願って。
松岡厚志プロフィール
ハイモジモジ代表。ライター。「WORKERS'BOX」の販売・広報担当。どちらかと言えば几帳面。白と黒のモノトーンが好き。
松田綾子プロフィール
グラフィックデザイナー。「WORKERS'BOX」の開発担当。モノを片づけるのは苦手だが、要らないものはすぐ捨てる。
入学初日に立ちはだかる壁
わが子もすっかり小学生になりまして。
月日が経つのはあっという間だね。
入学したころは大変だったなあ。
なにが一番大変だった?
どんな持ちものを用意すればいいか、情報を見つけるのが難しかった。
入学案内のしおり以外にも、たくさんプリントが配られたよね。
大事な案内がいくつかのプリントに分散されてたから見落としそうになった。慌てて保育園時代のお友達家族と、正解を確認し合ったりして。
あったね。
▲ 入学式で保護者に配布されたプリント
よその学校のことは分からないけど、まだまだ伝達事項って紙のプリントが中心なんだなあ、って感じたね。もっと電子化が進んでるのかと思いきや。
うん。
まあでも、入学式当日から全員に「連絡アプリに登録してください」「明日からのことはアプリを見てください」ってのもハードルが高いか。だから最初はどうしても紙になる。
連絡アプリも見ないしね。
えっ?
今も学校から何か連絡届いてる?
しょっちゅう届いてるけど……。それこそ学校から、PTAから、学童から。アプリ見てないの?
パスワードが分からなくって。
顔認証でログインできるよ。
そうなの? でも同じ内容のプリントが配られてるなら、それでいいじゃん。
世の中の電子化が進まないわけだ(笑)
子供が持って帰ってくるプリントに目を通して、要らないやつは捨てる、要るやつは取っておく。それでわたしは十分だよ。
どうやってプリント管理する?
ちなみにプリントはどうやって管理してる?
基本、捨ててる。
でも捨てられないやつもあるでしょ。
学校行事の年間スケジュールとかね。読んだら終わり、ってわけにはいかないプリントも結構ある。
スキャンしたり、スマホで撮影して、データ保存してもいいんだけどね。
そんなの面倒くさくて、いちいちやってられないよ。データを探し出すのも大変だし。
気持ちはわかる。
データにしちゃうと、なぜか頭に残らないんだよね。存在自体を忘れちゃう。
だから必要なプリントだけ、物理的に保管してると。
そう、WORKERS’BOX にね。
▲ 幅は2種類、どちらもA4サイズ対応
紙のサイズはA4が多いけど、そうじゃないサイズもあって。ぜんぶ混ざると探し出すのが大変だからジャンルで分けてるんだよね。
ジャンル?
大きくは「小学校」「学童保育」「習い事」の3つかな。
たしかに混ざるとややこしい。
たとえば小学校だと、学校全体のお知らせ、学年だより、年間行事の予定表、保護者会の資料、給食費とか教材費の会計報告。PTAからのお知らせもあるし、年度終わりの成績表や修了証も、ぜんぶ紙。
いろいろあるねえ。
▲ 一年で一冊がいっぱいに
「学童」は案内自体そんなに多くないけど、やっぱり大事な情報は紙でもらうね。最初にもらう「入所のしおり」なんかは学童全体の利用ルールが記されてるから捨てにくい。
夏休みや冬休みは何時に登所して、何時に降所するか、昼食はどうするかとか、その都度確認しないと忘れちゃうこともあるもんなあ。
このご時世、学童に通わせてもらえるだけでもありがたいんだから、ルールはちゃんと守らないとね。
▲ 学童からのプリントは少なめ
そして「習い事」。
うちの子の場合はサッカースクールだけど、やっぱりスクール全体の規則やお知らせは紙で郵送されてくるし、最初に配られる年間スケジュール表も保管しておきたい。
うん。
たとえば毎週水曜日に通ってるスクールでも、この週はお休み、この週は雨で中止になったときの振替日とか、結構イレギュラーなことがあるから。
「今日はサッカーある日だっけ、ない日だっけ」って、確認しないと分からないもんね。
他にも銀行の振替依頼書とか。
ん?
月謝の支払いって、銀行口座からの引き落としが多いんだよね。だから銀行に届け出た書面の原本は保管してある。
それは捨てられないね。
▲ 習い事の数だけボックスが必要かもしれない
親が目を通すプリントのほかにも、子供自身が学校から持ち帰る授業のプリントなんかもあるよね。
テストとかね。
WORKERS'BOX の背表紙見ると、「こくご」「さんすう」って教科で分けてるね。
一応、本人がしまえるように。でもまだ低学年だし、お片づけが苦手だから中身はぐちゃぐちゃ。
だれに似たんだか。
ほんとだよ(笑)
しかし終わった授業のプリントこそ、さっさと捨てていい気もするけど。
いいんだけど、うちの子はほら、「思い出」を大切にする人だから。
あとで見返すことなんて絶対ないと思うけどなあ(笑)
▲ まだまだ紙を使った学習は多い
あと、結構かさばるのが画用紙に描いたり、作ったりした図工の作品。
ああ。
教室とか学校の廊下に掲示されて、何日かしたら家に持ち帰ってくるでしょ。これはさすがに、すぐには捨てられないかな。
「ママ~、学校でこんな絵かいたんだよ」「上手に描けたね~。じゃあ、捨てるね」ってわけにはいかないもんなあ。
ドライすぎるでしょ(笑)
家の壁に飾ったりもするけど、さすがに全部はスペース的に難しいもんね。将来的には捨てることになるのかもしれないけど、ひとまず保管できるようにはしておきたいね。
そうだね。
▲ この歳でしか表現できない貴重な作品
▲ 作品は WIDE にまとめて保管
この「HOSPITAL」って書いてるボックスは?
病院関係の書類を入れてるやつだよ。
病院関係。
子供の具合が悪くなると、病院に行くでしょ。そのときの明細書とか、もらったお薬の説明書とか。学校で受けた健康診断の結果とか、歯科検診の結果も一応残してある。
ぜんぶ紙だ。
よく行く病院の診察券とか、診察時間が書かれたカードなんかもまとめてあるし、保険証やお薬手帳も一緒にしてある。
分かりやすい。子供の緊急時に「どこいった?」って探してる場合じゃないもんね。
お医者さんを呼べるアプリがあったり、医療関係もいろいろ発展してるんだろうけど、まだまだ紙中心のことが多いよね。
▲ 病院関係をまとめる「HOSPITAL」
▲ 量が多いので WIDE にどっさり収納
こうしてみると、やっぱり紙ってそう簡単にはなくならないんだなあ。
仕事の現場では結構なくなりつつあるけどね。
らしいね。わざわざ紙で出力しようものなら、鬼の首を取ったみたいに社内で詰められる、って笑ってた友達もいたなあ。
もちろん業種によると思うけどね。うちみたいなデザイン関係だったら、紙で出力して確認しなきゃいけないことも多いから。
リーフレットとか、パッケージとかね。
そうそう。
でも学校とか習い事とかはまだまだ紙が中心か。タブレット端末も導入されて、子供たちの世界では電子化が進みつつあるけど。
まだまだこれからだよね。
でも現状は紙のプリントであふれてる。
だから要らない紙はすぐ捨てる、要るものはかんたんに整理しておく。
WORKERS’BOX なら、箱の中につっこむだけだし。
もともと自分の仕事の書類整理のために作ったボックスだけど、今は子供のことでも役立ってるね。
連絡アプリは見ないけど、家族の未来は見ていた、と。
ねえ、アプリってどうやって見ればいいの?
とりあえずパスワードを探そうか(笑)
▲ 子供部屋にすっきり収納
▲ 背表紙のラベルは「P-TOUCH」で
▲ スタートパックA なら STAND 付きでちょうどいい
プリント整理の一例
2024.5.27 update
2023.3.24 published